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実際に病院勤務の内科医さんに直接聞いたお話し。
風を引いて受診した医院で処方された漢方薬が葛根湯。
これは日本全国満遍なくワンパターンに近いようだが、既に黄色い鼻汁が出ているにも関わらず葛根湯を処方する医師があとを絶たないという。
もちろん効果はないどころか、むしろ風邪をさらにこじらせて転医してやって来られるという。
だからその内科医さんは、すでに黄色い鼻汁が出ている場合に葛根湯を服用するのは間違いだからと説明して・・・このような漢方医学の基礎の基礎が分かってない臨床医が日本国中に五万といるらしい。
あるいは五万以上かもしれない(苦笑。
ところでその内科医さんは、葛根湯を使用すべきでない情況をよくご存知だが、自分は漢方の専門家ではないからと、滅多に漢方薬を処方することはないという。

ハクセキレイ posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:葛根湯
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