
DSC_1503 posted by (C)ヒゲジジイ
以前、2009年5月17日にも取り上げた中国:新型インフル予防に漢方薬「板藍根」が人気
という報道に、日本の医療界はもっと注目してもよいのではないか。
日本の学者さんたちは、相変わらずあまりにも鈍感ではないだろうか。
板藍根など中医学世界では常識でも、日本漢方の世界では非常識。
日本漢方の常識は、中医学世界では往々にして非常識。
永久に救われない日本漢方の情けない現状である。

DSC_1504 posted by (C)ヒゲジジイ
最近の当地方ではインフエルエンザ(おそらく新型)が爆発的に流行していますが、漢方がすごく患者さんのお役にたっています。後略
もちろんタミフルやリレンザといった抗ウイルス剤を併用していますが、エキス剤と板藍根および銀翹散を症状におうじて併用すると、多くの患者さん(とくに児童・生徒さん)は翌日には解熱、おそくとも二日あれば完治しています。
勿論臨床的な完治です。
━http://murata-kanpo.seesaa.net/article/130856777.html
河岡教授は、高病原性H5N1型鳥インフルエンザウイルスの感染が拡大するには、変異が起こり、ドッキング部位がヒトのインフルエンザと同じになる必要性があると述べている。
インフルエンザウイルスは、人の咽(のど)の細胞に付着し、その細胞内で増殖した後、細胞から外に出て周囲の細胞に感染していかないと死滅してしまう。細胞外に出るとき、ノイラミニダーゼ(NA)と呼ばれるウイルスの表面のとげ(タンパク質)が作用する。このノイラミニダーゼの作用を阻害する薬がタミフルだ。
鳥インフルエンザウイルスが変異したり、既存の人インフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスがブタの細胞内で再集合を起こしたりして生まれる新型ウイルスも、同じメカニズムで増殖する。だから「タミフルは新型インフルエンザにも効く」(感染症の専門家)。
だが、「効果が証明されているのは試験管内での実験だけ。新型が現れ、感染した人に投与してみないと、どこまで効くかは分からない。タミフルが効かなくなる耐性ウイルスの問題もある」と指摘する研究者もいる。実際、鳥インフルエンザH5N1が、人に感染し、死者まで出しているタイやベトナムでは「タミフルが効かなかった」との報告があり、ベトナムでは耐性ウイルスが現れている。
タミフルはウイルスが増え過ぎると、その効果が薄れてしまう。このため、既存のインフルエンザでは発症後、四十八時間以内に服用しなければならない。
感染症の専門家は「鳥インフルエンザという特異性を除けば、タイやベトナムではこうした服用方法が守られているか疑問だ」と語る。耐性ウイルスについては「タミフルと同じ効果があり、吸入器を使って服用するリレンザ(商品名)という薬もある」と話す。
厚労省は二千五百万人分のタミフルの備蓄を決めた。ワクチンの量産までには新型ウイルスの出現から半年かかるため、どうしてもタミフルで時間を稼がないといけない。
薬は必要悪だ。大なり、小なり、副作用がある。それに「新型には効かない」との説にやたら振り回されてもいけない。(編集委員 木村良一)
この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。