インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2008年01月14日

説得力のあるインフルエンザワクチン無効説

 昨年暮れに発行された書籍『インフルエンザワクチンは打たないで』(双葉社発行)定価1,000円+税。
 著者は元国立公衆衛生院衛疫学部感染症室長、母里啓子氏であるから説得力は抜群である。

 要するにインフルエンザワクチンは無効であるということだ。むしろ、稀に生じる副作用死の方が怖いかもしれない。
 ウイルス学者の間ではインフルエンザワクチンが無効であることは常識であっても、どうして昨今ワクチンの重要性がさかんに宣伝されはじめたかの経緯は本書を読んで知ってもらいたい。

 小生ごときがこのような重大で不気味な仕組みをここで種明かしするのは身の危険を感じる(苦笑)ので、余計なことはこれ以上書かないことにする。

 蛇足ながら、本書とは無関係ながらタミフルに代る漢方薬の麻黄湯(まおう)の宣伝も盛んだが、もしも咽喉腫痛から始まる温病系の感染症だった場合に、うかつに麻黄湯を使用するとどうなるか?
 よくよく専門家と相談して服用されることを願うものである。

 少なくとも既に汗ばんでいる患者さんが誤って麻黄湯を使用すると、運が悪いと大発汗して碌なことはない。

 麻黄湯が使用できるのは、明らかな表寒実証の場合だけである。つまり悪寒が強烈で強く発汗させれば治るタイプである。

 多少とも咽喉腫痛があって寒気よりも熱感が目立つ場合は、明らかに銀翹散系列(涼解楽や天津感冒片など)が主体の温病系の感染症であるから、くれぐれもお間違いのないように!

 最初に寒気が強くとも咽喉腫痛を伴って熱感が伴ってきそうな気配が濃厚な場合こそ、正確な弁証論治と正しい漢方薬の運用が必要なので、中医学に詳しい専門家と相談するに限る。
posted by ヒゲジジイ at 11:45| 山口 | 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月25日

タミフルで命が救われたと感激する運送会社のお兄ちゃん

先日投稿した運送会社のお兄ちゃんのインフルエンザに対するタミフルの効果の感激の声の続報。

運送会社のお兄ちゃんはインフルエンザに罹ってタミフルで直ぐに解熱!

この続きの報告を本日もう少し詳しく聞けた。

高熱39度5分に激しい下痢を伴い、(といってもいつもひどい風邪を引くと必ず下痢になる体質のようであるが)、苦しくって死にそうな気分だったが、病院に行ってタミフル等をもらって服用した途端に、一気に解熱して下痢も次第に治まり、本当に命を救われたよ、という感激の声である。

日頃、活発で明るい兄ちゃんが、タミフルを神様のように言うのだから思わずよかったね、と笑いを誘う。

漢方専門の薬剤師が、タミフルの情報を仕入れては本ブログに宣伝するのも、おかしな話だが、あくまで情報としてクール?に報告しているつもりである。

だから、やや逆の報告もこれまでにして来てもいる。

ところで、このお兄ちゃんの症状からして、もしも中医漢方薬学で漢方薬方剤の配合を考えるとしたら、

銀翹散製剤・地竜エキス製剤・カッコウ正気散エキス製剤・(さらに、食品扱いされて困っている板●根エキス)

これらの薬用量を十分に考えて服用してもらうことになっていたことだろう。


蛇足ながら、

風邪とインフルエンザは違う!

とよく言われるが、実際には違うといえば違うけど、同じといえば同じといえるのである。

どこが異なるかといえば、同じウイルスが原因でも、流行する時に特定の強いウイルスが原因になるのがインフルエンザ。

一般の風邪は比較的弱いウイルスが多種類あって、体力が衰えたりしたときに、たまたまその一つに感染して発病する。

同じといえば同じ、というのは、ウイルスが原因であること。

(但し、風邪はウイルスが原因になることが8割以上だが、細菌感染などでも起こる。)
posted by ヒゲジジイ at 21:53| 山口 ☀| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

水を差すつもりはないが、稀にはこういう不測の事故があるのが合成医薬品の宿命である

アナフィラキシー様のショック死の原因は直ぐには特定できない理由

上記の記事は、極めて稀なこととは言えあり得ることで、ステロイドの大量投与?あるいはエピネフリン?など、救急医療を心得た医師が適切な処置を施していたら、あるいは救えたかもしれない、不測の事故。

それには救急の当番医に救急医療の専門知識がなければならないが・・・・・・

年明け早々に、内服治療薬で実際に起こった事例である。
posted by ヒゲジジイ at 14:11| 山口 ☀| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

前回の水様性下痢の方のご報告、および一家3名のインフルエンザ感染の治療報告

だんだん世の中のインフルエンザ流行の報告が具体的に入って来るようになった。

先ずは前回投稿分の水瀉性下痢のご婦人、先ほどお電話があり、あのまますっきりすべて順調に治り、気持ちの良い「オナラ」も出るようになりましたとの御報告。

かすれていた声もスッキリと治っていた。

次は、遠方から毎月ご夫婦で通われる常連さんのインフルエンザ体験。

ご子息は真っ先に40度の高熱を発して即、近くのクリニックに行きタミフル等(解熱剤など)を3日分もらい、3日で治ると医師に宣言されたが、その通りに3日の服用で完治してそのままスキーに行けた。

次は60代のご婦人は、息子さんのインフルエンザがうつり、38度6分の発熱、手元にあった銀翹散製剤と板●根エキスを併用しつつ近くのクリニックへ。
5日分のタミフル等、ご子息と同様な配合を出され3日間で治ったので、残り2日は服用しなかった。(タミフルだけでも5日間は使用すべきだったろうが、10日におかしくなり、13日に病院に行ってその後3日で治って現在は21日だから、もう大丈夫のようである。

最後に15日の日曜日に発病したご主人は、病院嫌い、薬きらいでゴルフの帰りに発熱38度6分、板●根エキスと解熱剤だけを服用して明くる日には平熱になったので、その後は板●根だけを飲んだり飲まなかったり。
だから、現在も何となく鼻声が続いている。

風邪・インフルエンザ関連の漢方薬類は、銀翹散製剤と板●根エキスを常備しているだけの方達だから、流感に罹ったら即、病院に行くべきことを進言していて、それを即実行されて大正解。

但し、病院嫌い、お薬嫌いのご主人だけは丈夫な体質なのか、病院に行かず銀翹散製剤も使用せずに治しておられるが、これは毎度のことで、まったく例外の部類と考えるべきであろう。
posted by ヒゲジジイ at 12:35| 山口 | 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月20日

運送会社のお兄ちゃんはインフルエンザに罹ってタミフルで直ぐに解熱!

山口県も相当にインフルエンザが流行っている、とは集荷に来た運送会社のお兄ちゃんの報告である。

その当のお兄ちゃんがインフルエンザに罹って39度5分の発熱で苦しんだとのこと。

このお兄ちゃんの話は、少し後にすることにして・・・・・

まずは、風邪やインフルエンザに対処できる漢方常備薬を持っておられる常連さんたちは、いまだに高熱を発した方が皆無である。

風邪を引きかけたら先手を打たれるからであろうが、間に合わずに病院に行かれた方の報告もないということである。

あくまで、いまのところ、である。

今後の常連さん達のインフルエンザの罹患状況を注目しているところであるが、いまのところ皆無であるから、現在のところ、このブログに何の報告も出来ない。

そこで、さきほどの運送会社のお兄ちゃんの話に戻る。

高熱を発して、病院でタミフル等をもらって服用したところ直ぐに解熱して仕事に復帰。

前後、高熱が続いた1日半はとても苦しかったが、やはりタミフルは良く効いたとのこと。

発熱に苦しんで24時間後、少なくとも48時間以内に服用出来たことは間違いないという。

過去、漢方薬でも上手に使用できた場合は同等の効力を発揮しているが、多くはそこまでの高熱を発する前に先手を打つ常連さんばかりだから、むしろ多忙と過労で激務の果てにインフルエンザに罹患するかもしれない?多くの身内の医師たちが注目されるところである(笑)
posted by ヒゲジジイ at 16:32| 山口 ☁| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月15日

当方の漢方薬を利用中の患者さん、昨日インフルエンザに罹り医師よりタミフル等を処方されて翌日には平熱に!

先ほどもらった遠方(関東)の患者さんよりメールが入り、タイトルのように昨日、インフルエンザに罹り、医師よりタミフル、カロナール錠、セルベックスを5日分処方され、本日は平熱に下がったとの御報告。

最近続けていた当方の漢方薬を一時中止するように指示されたが、やはり服用しないほうがよいのでしょうか、との御質問。

それに対して、当方からは、

先生のご指導は、ある意味で正解です。

害悪をするという意味ではまったくありませんが、中医学においても、日本漢方の考えでも、急性疾患に罹患した時は、慢性疾患の治療薬を一時中止して急性疾患の治療に全力を尽くすべしとの法則があります。

つまり、慢性疾患のほうは今に始まったことではないので、それよりも急性疾患をこじらせた方が遥かに問題だから、慢性疾患のことは一時後回しにして、先に急性疾患を治すべし、ということです。

××様の場合も、流感が殆ど治癒するまで、漢方薬を止めていても構いません。

殆ど回復したら、再開すると良いですよ。

と、お返事したのであった。

近くでないために漢方薬類で治療できないで、タミフルなどを一日服用しただけで、38度9分の熱が引いたのを悔しそうな(嬉しそうな?)メールが戻ってきたので、当方の再伸として、

タミフルは、流感に罹って2日以内に服用した場合は、大変よく効くようですね。

人によっては、それほど効果が無い場合もあるようですが、早めに服用出来た場合は、漢方薬は必要ないでしょう。

2日以上経った場合は、殆ど効果が出ないみたいです。

タミフルを5日服用したあとから漢方薬を再開すればよいでしょう。

大変な災難でしたネ

でも、早く熱が引いてよかったですね。

タミフルがよく奏功した例として、記憶しておきます。

遠方の方でもあり、タミフルなどがよく奏功している例だから、この方のインフルエンザには漢方薬の出る幕はまったくナシパンチ
posted by ヒゲジジイ at 20:26| 山口 ☁| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月18日

鳥インフルエンザの流行に備えてタミフル備蓄を急ぐというニュース報道

昼食時にチラリと見たニュース報道では、タミフルの備蓄を急ぐために、今後は一般のインフルエンザにはタミフルを使用しないで、鳥インフルエンザ用に備蓄しておく必要があるとか。

インフルエンザに感染して症状が発現後、48時間以内に服用を開始すれば有効とされるタミフルだが、劇的に効いたという人もあり、頭痛や咽喉腫痛が速やかに消退したという人などの証言を得た。

だからだろう、テレビでもインフルエンザの特効薬という表現が出されていた。

一方、本日の読売新聞の夕刊でには、一年間に1000万人くらいに使用されたタミフルにより、子供12人の死亡の可能性が大きく発表されていた。
これに対して、厚生労働省は、「関連は否定できないが、たとえ副作用だとしても、特に多いとは言えない」という見解だそうだが、小生もそう思う。
全体の使用された人数から比較すれば、微々たるもので、タミフルを使用しなかったための全体的な被害と、使用したために副作用被害を天秤にかければ一目瞭然である。

ともあれ、今冬、一般的な流感(インフルエンザ)である限りは、タミフルの使用は控え、その後にやって来るかもしれない鳥インフルエンザの流行に備えておくべし、という見解は大正解かもしれない。
ひらめき続きを読む
posted by ヒゲジジイ at 16:29| 山口 ☁| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月17日

冬に流行が危惧されるインフルエンザおよび抗インフルエンザウイルス剤のタミフル等の疑問点は、地元の各調剤専門薬局へ!

exclamationインフルエンザ関連の世間の関心は相当高いようです。

本ブログでも、通常の2倍のクリック数となっています。

これらに関する疑問点や不安事項の御質問は、各地元の調剤専門薬局にお問い合わせするのが、一番いいかもしれません。

小生、ヒゲ薬剤師も含め、医師・薬剤師には医師会や薬剤師会を通じて、さらには有資格者のみが得られる医薬品情報を取り寄せることが出来るし、通達も入ってきております。

不安や疑問点は、かかりつけの各病院・医院・調剤専門薬局などでお尋ねになるのが一番かもしれません。

タミフル等の抗インフルエンザウイルス剤の御質問は、やはり薬の専門家である薬剤師にさいしょに御質問なさるのが最も適切だと思います。

医薬品の専門家は、医師ではなく、薬剤師の方が専門家なのですexclamation×2
posted by ヒゲジジイ at 08:17| 山口 ☁| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

抗インフルエンザウイルス剤「リレンザ」で流感に即効を得た友人の例

昨日投稿の医師2名の流感感染後の経過報告を読まれた文科系の友人からの報告が興味深い。

使用したのは今問題のタミフルではないが、含有成分が類似した同じ抗インフルエンザウイルス剤の「リレンザ」の使用経験である。

友人のメールの一部を引用:

先生のブログのタミフルとインフルエンザの記事を興味深く読ませていただきました。
タミフルの80%を日本人が消費しているということですが,他の国は何を使っているのでしょうか?
私はタミフルは使ったことがなく,吸入薬のリレンザしか使ったことがありません。
恐ろしくよく効く薬で,次の日には熱が完全に下がりました。
ここ3年ほどインフルエンザにかかっていないので,そろそろワクチンをうとうかと思っています。
あまり効果は期待していませんが,うたないよりはましでしょう。
もちろん,天津感冒片と板藍●を併用します。


ということで、内服薬と吸入薬との違いはあるが、成分的にもタミフルの親戚と思われるリレンザで、インフルエンザに即効を得た経験があるということである。

巷では、タミフルばかりが騒がれているが、このリレンザはどうなのだろうか?
ただし、リレンザは成人にしか使用できない。

posted by ヒゲジジイ at 15:36| 山口 ☀| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

速報! タミフル使用経験者、医師二人の証言

3年近く前のインフルエンザに罹った二人の医師の証言である。

一人は、一回服用したが、他の人にあまり効いているようではないし、もともと服用しなれたお得意の漢方薬を所持しているので、それら(銀翹散製剤や地竜など)に切り替えて40度の発熱も2日後には平熱となり、病院勤務も一日も休まずに比較的短期間で治癒。

一人は、漢方薬は一切使用せず、タミフルを熱心に服用するも高熱がなかなか治まらず、病院勤務を5日間休まざるを得なかった。

この違いをどう見るか?
実際の身近な医師二人の証言であるexclamation×2exclamation×2exclamation×2exclamation×2

ただし、劇的に奏効したという話を聞いたこともあるので、今後、例の「葛根湯」と同じように、使用経験者のアンケートを取って行きたい。
ひらめき
posted by ヒゲジジイ at 21:18| 山口 ☔| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インフルエンザ治療薬「タミフル」の備蓄とその副作用問題

exclamation&questionこの冬、鳥インフルエンザが変異して人間に感染力を持った場合、日本国内では64万人の死亡者が推定される、とのことだ。

インフルエンザには「タミフル」が有効だから、備蓄を急いでいるという。

大いに結構なことで、少しでもインフルエンザの威力が軽減されるものなら、治るが勝ちである。

上記のような当たって欲しくない予測が、万一当たったとしたら大変である。

だから、その時には大いに「タミフル」を利用すべきであろう。

ただ、この「タミフル」の副作用による精神・神経症状により死亡者が2名出ているという話だが、まだ確定されたわけではない。

たとえ確定されたにせよ、副作用発生率を計算しても、かなりな低率と考えられるので、インフルエンザによる死亡率と、両天秤にかけて、よく検討すべきだろう。

もしも感染して発病したばあいは、使わないより使った方がいいだろう。

ところで、例年なら予防注射はおろか、治療薬の「タミフル」さえ恐れて、漢方薬治療だけで済まそうとされる患者さんが多いのだが、今回は恐ろしい予測がたてられているので、インフルエンザらしき症状の方には、絶対に病院にも行って貰わざるを得ないだろう。

是非、そうして欲しいと思っている。
漢方と併用すればますます安心かもしれないので。右斜め上

ただし、NPO法人「医薬ビジランスセンター」理事長の浜六郎氏(医師)によれば、世界のタミフルの8割以上は日本で使用されているのだそうだ!

また、日本のインフルエンザの治療方針は再検討すべき、と述べておられるという。

タミフル服用後の副作用事例らしき可能性のあるものは、上記のほかに、14人の幻覚や異常行動、意識障害などが報告されていると言われる。

副作用の生じる可能性は、とても大事な問題ではあるが、

タミフルはインフルエンザに本当に有効なのかどうか、どれほどの効力があるのか?

ということも、とても大事な問題である。

64万人の死亡者の可能性があるなどと、テレビ報道して恐怖心を煽りながら、それじゃ〜〜国民はどうすればいいの
exclamation&question

posted by ヒゲジジイ at 17:46| 山口 ☁| 抗インフルエンザウイルス剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする