インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2007年05月30日

葛根湯 (高村光太郎作)初出:明治44年「スバル」8月号

      葛根湯 高村光太郎

かれこれ今日も午(ひる)といふのに
何処とない家(うち)の中(うち)の暗さは眼さめず
格子戸の鈴(りん)は濡れそぼち
衣紋竹はきのふのままにて
窓の外には雨が降る、あちら向いて雨がふる
すげない心持に絶間もなく−−−
町ぢゃちらほら出水のうはさ
狸ばやしのやうなもののひびきが
耳の底をそそつて花やかな昔を語る
膝をくづして
だんまりの
銀杏返しが煎(に)る薬
ふるい、悲しい、そこはかとない雨の香(か)に
壁もなげいて息をつく
何か不思議な
何か未練な湯気の立つ
葛根湯の浮かぬ味


続きは⇒ 明治の風邪は葛根湯、平成の風邪は銀翹散製剤--------- 高村光太郎の詩⇒葛根湯
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2007年02月21日

項背部の凝りがあれば葛根湯証、とは限らない。

 感冒初期の悪寒と同時に項背部に凝りがあれば葛根湯証というのが通り相場だが、その時期を逃して寒気と同時に明らかな熱感が生じ、同時に咽喉部が怪しくなった時点では、たとえ咽喉腫痛がなくとも、多くの場合、銀翹散証に移行している。
 このことは既にシバシバ述べたことであるから、今回書こうとすることは、このような感冒やインフルエンザ初期の問題ばかりでなく、慢性的な肩凝りや項背部の凝りをともなっている場合の他方剤との鑑別である。

 項背部に凝りがある場合は太陽膀胱経に位置することから、葛根湯証や独活葛根湯証など以外にも桃核承気湯証や五苓散証などの場合があるが、やはり何と行っても葛根湯証や独活葛根湯証の場合が最もよくみられる。
 やや特殊なケースでは桂枝去桂加茯苓白朮湯証ということもある。
 また熱証では葛根黄連オウゴン湯証というケースも、それほど珍しくはない。
 
 ところで軽度の慢性的な副鼻腔炎がある場合、項背部に明らかな凝りを伴っていることも多い。この場合、直ぐに葛根湯加川芎辛夷が適応するように見えても、実際には辛夷清肺湯証だったということが日常茶飯事である。
 つまり項背部の凝りを目標にした場合、日本人の肩凝り症に最も多い独活葛根湯証ということになるが、寒熱の把握を間違えると、葛根湯や独活葛根湯で一時効果があっても次第に効力を失ってしまい、そのまま続けていると熱邪を助長する様々な不都合が生じる事だって珍しくない。

 その場合の多くは辛夷清肺湯証であったわけで、方剤を切り替えると覿面、治療効果が復活して項背部の凝りは再び次第に緩解し、それに連なる諸症状も軽快することとなる。

 病名的には蓄膿症関連の人ばかりでなく、しばしば高血圧患者さんの中に多いことを長年、これまで多くの人で確認してきた。
 たとえばもっとも多いのが肺肝腎陰虚体質者の辛夷清肺湯に杞菊地黄丸を土台すべき高血圧患者さんが最も多かった。現在もその典型的なタイプ(さらに釣藤散に地竜を加えている)の方がおられる。

 また、脾肺病としてのアトピー性皮膚炎皮膚炎にも、しばしば辛夷清肺湯を主軸した配合が適応することも多く、適切な弁証論治によって応用範囲は意外にはかり知れない方剤なのである。
posted by ヒゲジジイ at 14:23| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

咽喉が弱い人には銀翹散製剤の錠剤の少量継続がもっとも有効のように思える

 長期間に亘り、多くの人に試みて評判がもっとも良い方法である。
 文字通り、咽喉の弱い人には銀翹散製剤(天津感冒片など)の少量継続がもっとも安上がりで有効な方法のように思える。咽喉のカサカサかんやヒリヒリ感、あるいは違和感でさえ、そのような咽喉の異常を訴える多くの人に高確率で有効である。

 その具体的な使用方法のコツは、たとえば天津感冒片を用いる場合、その1〜2錠をガジガジと噛んで一口ほどの水を含み、咽喉にまぶして留まるような、あるいは、うがいするような感じで飲み込む、という方法である。(あと味が悪ければさらに水を服用すればよい。
 毎回1錠を用いるなら、必要に応じて1日かなり頻繁に繰り返すことが出来る。(たとえば1回1錠なら1日8回など
 もう一つのコツは、就寝前にも1錠を上記の方法で服用しておくと起床時の咽喉の調子が良いと喜ばれることが多い。

 職業がら声を頻繁に使用する人から、おしゃべりが趣味の有閑夫人だかセレブだか知らないが、多くのおしゃべり好きな人の咽喉の異常には、日本古方派時代には麦門冬湯が有効で、多くの人に喜ばれてきた実績がある。

 しかしながら時代が変わって、中医方剤が日本に流通し始めた頃から、次第に朝鮮人参の配合された麦門冬湯が適応する人よりも、銀翹散製剤の少量が有効な慢性炎症性の咽喉異常を訴える人が増えているように思われる。

 おしゃべりや演説が好きな人は麦門冬湯もいいけど、節約可能な銀翹散製剤(天津感冒片)の少量を用いれば、風邪や流感予防にもなって一石三鳥となるはずである。
posted by ヒゲジジイ at 02:39| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月16日

ノロウイルスの感染者がまだ現れない漢方薬局

 前回、筆者夫婦がノロウイルスに感染したらしい?話を書いたが、仕事上では誰もノロウイスル感染者がまだ現れない。インフルエンザが流行する年や、今回のようにノロウイスルなどが流行しだすと、いつも気がかりなのは筆者が経営する漢方専門薬局の御高齢の常連さんたちだが、若い人もふくめて今のところ誰も感染者がない。
 通常通り、一家の常備薬や漢方系の健康食品類の補充に来られるが、それぞれの常用方剤とともに銀翹散製剤(天津感冒片や涼解楽など)および板藍茶や白花蛇舌草の補充に皆さん余念がないので、いずれの常連さんにもノロウイスル感染の恐さとみずからの経験を話して注意を喚起しているが、誰一人今のところ感染者が出現しない。
 皆さん日頃から常に感染症予防に怠りないから、筆者のような紺屋の白袴とは違うようである。

 強いて言えば、数ヶ月前に直接来られて以後はメール相談に切り替えていた関東勢に突然の下痢に見舞われた人がお二人いてノロウイルスを否定できない。体質に合った漢方薬を常用していたので、下痢だけで終わった可能性がある。

 一般的に言える事は、体質に合った漢方薬を常用している人は、一体に流行性の感染症に罹る率はかなり低いように思われる。それだけ免疫を向上させているからだろう。
 70歳を越えた高齢者の常連さんがかなり多いが、めったなことで風邪や流感に罹らなくなっているし、今回のノロウイルスに感染する人も今のところ皆無ということなのである。
posted by ヒゲジジイ at 13:51| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

ノロウイルス感染に対する漢方薬(漢方治療法)

 今、日本国中でノロウイルスが蔓延しているらしい。筆者もどうやら感染したらしいが直ぐに治った。
 一般的な症状は、吐き下しに発熱だが、免疫力があると発病せずに済むこともある。あるいは下痢だけで終わることもある。
 
 最初は愚妻が先日、お茶の先生のところでノロウイルスをありがたく頂戴して、二日後に激しい下痢で、一日続いて吐き気も発熱もないので、日頃服用している半夏瀉心湯や板藍茶など一連の常用のものを通常通り服用するだけで、別に下痢を止めようとしなくとも明くる日には治った。
 ノロウイルス仕入先のお茶の先生はやや高齢であったためか吐き下しがあり、病院の診断ではノロウイルスによるものと診断されている。

 最後に筆者だが、早朝のアジア杯の女子サッカーの決勝戦を観戦中に、急に催してかなり長い時間、激しい下痢が続いてお腹の中が全部出尽くしたほどだった。いつになく激しかったが毒素が出て行く気分であったから、板藍茶を飲んだだけで、吐き気も発熱もないので敢えて、カッコウショウキサン(かっこうしょうきさん)や猪苓湯は服用しなかった。
 朝にはもう一度、軽い排便があったのみで、何となく一日中腹部のぐずぐず感があったが、夕食には餃子を焼いてたらふく食ったが、もう大丈夫だった。
 もともとここ50年間は、吐き気やムカつき程度は、嫌な奴に会うとシバシバ催しているが、現実に嘔吐したことは一度も無い。今回の下痢でも吐き気すらなかった。やや食欲不振になった程度だ。

 しかしながら、激しい嘔吐下痢が生じた場合の漢方薬を考えるなら、様々な情報を総合すると、かっこう正気散(カッコウショウキサン)に猪苓湯と板藍根の三者の配合で十分だろうと思われる。
posted by ヒゲジジイ at 23:30| 山口 ☔| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

咽喉腫痛を伴う風邪を繰り返す体質改善にニンニク食品を取り続ける重大なる錯誤

 御家族の難治性疾患を数年かけて緩解に導き、御本人も悪性腫瘍を疑われた4年前から見られた影が、急に増大したのを内容物が水湿だったら漢方薬で即効的に取れるかもしれないから、一ヵ月後の検査までに服用してみたらということで五苓散や猪苓湯に白花蛇舌草など派手に加えて検査日を待った。
 すべて大きな影が完全に消滅していることに担当医は「ない!?ない!?」と叫んだといわれるのが昨日のこと。喜びの電話を受けたのはいいが、またまたカスレ声である。
 これまでも折々に銀翹散製剤を風邪の時に利用されていたが、一年に何度も咽喉腫痛を伴う風邪を引かれるので、そろそろ本格的に体質改善をすべきではないかと思っていた矢先、雑談から知ったことは、その体質改善を狙って長年ニンニクの健康食品(卵黄油入り)を摂取し続けているのだというではないか!!!

 即刻中止するように厳命(笑)し、だからいつも目が充血して血圧も不安定なばかりでなく、長年悩まれている咽喉腫痛を余計に助長しているのがニンニクの過剰摂取によるものであろう。
 何のことはない、逆にますます咽喉を弱らせて、常に炎症を誘発する健康食品を摂り続け、あたかも慢性自殺をはかっているに等しいのだからと、ケンモホロロに禁止せざるを得なかったのである。

 先日も健康食品のニンニク含有製品が邪魔していた漢方薬の効き目 というような事例があったばかりである。

 中医学的にはニンニクは大蒜(だいさん)と称し、性味は辛温、帰経は胃・大腸経であるからなおのこと、辛温のニンニクを過剰に摂取すると嬌臓(きょうぞう=デリケートな臓器)である肺系統を損傷し兼ねない。大腸経と表裏をなす肺経には直撃に近いのである。咽喉腫痛を繰り返す体質者に対して悪化させるにはもってこいの食品ではあっても、多少とも有利に働くことは断じてあり得ない。
 おまけに肺経の白眼の充血が常習化していても当然の帰結であった。

関連ブログ:
炎症性疾患を悪化させるニンニクが多量に含まれた健康食品!
2年間ニンニク食品を常食した挙句に肺ガンの心配をするまでに・・・ 
posted by ヒゲジジイ at 01:49| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

漢方薬の常連さんにも風邪やインフルエンザなど急性疾患に対する漢方薬の日毎の配合変化の必要性を理解できない人もいる

 当方の常連さんのほぼ全員、風邪やインフルエンザ等の急性疾患の折には、使用すべき漢方処方が日毎に変わる場合もあり、極端な場合には半日で切り替えることすらあることをしっかり納得されている人ばかりである。
 ところが、極めて少数ながら、どうしてもこのことが理解できない、あるいは理解しようとされない頑迷な人が皆無というわけではない。しかも、その多くが一家中で漢方ファンの若い世代におられたりするから、頭の柔軟性、融通性というものは、人によっては思い込んだら百年目という困ったケースも散見される。
 たとえば、悪寒と同時に咽喉腫痛、7度代の微熱が生じた場合に、法則どおり銀翹散製剤に板藍根などが基本であり、極端な疲労から生じた場合は悪寒が取れるまでは参蘇飲を初期だけ併用するのが相応しいのだが、以前、風邪の後期の症状として発生した乾燥咳に麦門冬湯がよく効いた印象が強すぎた為か、初発から麦門冬湯と板藍根の併用をするものだから、一向に熱も咽喉腫痛も改善しない。
 母親に諭されても頑としてきかないのを、当方の説得で主軸を銀翹散製剤に切り替えてもらったら一日で解熱した。翌日は声嗄れと乾燥咳が続くので、今度こそ銀翹散製剤の服用量をウンと減じて麦門冬湯の出番ですよ、ということなのだが、だから最初から私は麦門冬湯を飲んでいたではないかと、不機嫌である。

 モノの道理(どうり)を理解してもらうには、老いも若きも年齢に関係なく、個人個人の天性のものもあるかも知れないので、どうしようもない。
 この頭の柔軟性の問題で言えば、学校における学力とはまったく無関係だから不思議といえば不思議である。
 たとえば、医学部出身の医師、薬学部出身の薬剤師、このような一見専門家と思われる人にも、頑迷で西洋医学的な発想しかできず、風邪やインフルエンザというものは、安静にしておればいずれIgG抗体が出てきて、一週間もすれば自然に治るものだと嘯(うそぶ)き、恬然(てんぜん)として恥じない者もいるのだった。 
posted by ヒゲジジイ at 10:12| 山口 ☔| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

同一人物で生じる燥熱症状の鼻炎と「風寒外感・湿滞内停」による多量の希薄透明な多量の鼻水の繰り返し

 人間様の身体はとても不思議な現象を起こすもので、当方の70代の漢方ファンに、燥熱症状を呈する鼻炎、つまり鼻腔周囲および内部の熱感と乾燥症状の為に、折々に辛夷清肺湯合麦門冬湯を必要とする同一人物が、突然、希薄透明な多量の鼻水症状が出現することがある。
 この多量の鼻水に対しては小青竜湯ではなく、きまってカッコウショウキサンが適応するのである。

 この逆転した症状はきまって早朝から午前中に多いが、明け方に軽度の風寒に外感したものと想像される。また、日頃から脾虚湿滞の体質であるから、明け方から早朝にかけて「外感風寒・内傷湿滞」の症状が顕著に出現してしまうようだ。
 このように脾胃に寒湿が停留しやすい体質であるにもかかわらず、肺系統は燥熱傾向が比較的強く、このために性質が相反する方剤を交互に使い分けて症状を治めなければならない。

 これが長年、常時続いているというわけではなく、年によって強弱があり、たまたま今年の夏頃から、しばらくぶりに持病が再発したといった風である。
 こまめに、必要に応じて臨機応変の使い分けをして、半年から一年も続ければ、いつの間にか再び鼻炎症状を忘れるのである。それで何年も忘れることもあれば、半年でぶり返したこともある。

 鼻炎症状というか、潜在的に蓄膿症を抱えている人は、思い出したように一生涯付きまとうことが多いようである。
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2006年07月14日

風邪を引いて再発した鼻詰まりに葛根湯加辛夷川芎きゅう・味麦腎気丸製剤・ネオチクジロンの併用

 小生の薬局で、頚椎症関連以外で葛根湯系列の方剤を使用することは比較的少ないのだが、7〜8年前に、蓄膿症手術歴が一度ある男性に、寒さに遭遇すると鼻閉塞が生じるのに、タイトルのような三方剤併用で軽快していたのが、先日、風邪気味になった途端、久しぶりに再発したので同じものを求めて来局された。

 もともと蓄膿症で手術するほどだから、風邪が再発の引き金となりやすいことは当然であるが、そのような場合、いつも書いているように多くは辛夷清肺湯を主体とした方剤が中心になりやすかった。

 しかしながら、本日の男性の場合は、7〜8年前にも確かめながら六回目で漸く決まった配合であった。

 3年前にも鼻閉塞が再発した時も、同様の組み合わせで速治していたが、やや久しぶりなので、再度よく確認してみたが今回もこの組み合わせで、間違いなさそうであった。

 弁証論治の詳細は省くものの、人間様の身体の微妙さが伺える配合となっている。
 つまり、いずれの方剤がが欠けても、効果が激減してしまうのである。
posted by ヒゲジジイ at 19:13| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月02日

九州のインフルエンザに感染した?かもしれない女性薬剤師の風邪闘病記録

 6月22日の木曜日の夕方、大雨の中を約束があって雨合羽や傘も無意味なほどにびしょ濡れとなって帰宅。

 23日には声が嗄れ加減のところへ九州から咽喉腫痛が持続し病院治療で何とか高熱にならずに済んでいるという患者さんの付き添いの人と長話。
 薬局が終わった午後六時以降にも、身内からの長電話が二つ続き、昼間の薬局での長時間の会話の合計をすると起きている間中、しゃべりまくっている状態。

 そもそも呼吸は鼻からするもので、しゃべってばかりいると外邪の防衛力のすぐれた鼻呼吸と異なって、口からの呼吸ルートは防衛力に乏しく、もろに咽喉に外邪による攻撃を受けてしまうことになる。

 案の定、明くる日24日(土曜日)には咽喉腫痛とともに37度前後の微熱があるも、お決まりの銀翹散製剤と板藍根エキスなどで25日(日曜日)には平熱になったので、車で買い物に回り、これで風邪も治ったものと思いきや、仕事が超多忙となりやすい月曜日の25日には起床時から37度を越えて体かだるい。咽喉腫痛は大分軽減しているのに、下半身の筋肉痛が激しい。
 悪寒は殆どなく、咽喉腫痛のなごりがあるのと鼻声である。

 来局者の応対のみならず荷造り等に追われ、ようやく時間が空きだした夕方には白衣を着たまま横になるも37度9分を記録。
 もちろん漢方薬の服用は怠り無い。地竜も追加している。
 その後はだるくて仕方ない状態で、食欲不振も伴う。発熱があるから当然だが、蛇足ながら現在三十歳くらいになる愚娘の場合は痩身ながら、風邪で熱をだすと俄然食欲が出る不思議な体質である

 なかなか漢方薬が効かないのでナゼ???ということで、回りのものは心配していたが、実は夜中のサッカー観戦で、病人のことどころではなかった。

 翌26日の火曜日は、起床してみると完全に平熱に戻り、途端に元気になったものだから、回りの者に自分だけがヒドイ風邪に罹った悔しさからか、八つ当たりしまくって昨日までのおとなしかったことが懐かしいほどとなる。
 突然IgG抗体が猛烈に出てきたように思われる。
 
 ともあれ、どんなに適切な漢方薬を使用したところで、悪い条件が重なると一日くらいはまともに発熱することもあるという教訓でもあろうか?
posted by ヒゲジジイ at 15:17| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

肺系統の病機と治法のヒント

 風邪やインフルエンザは上気道の炎症性疾患として肺系統とは密接な関係があるので、中医学における肺系統の病機と治法のヒントを少々記載しておこう。漢方薬は漢方医学に中医学理論を導入した中医漢方薬学より)
    
●肺系統の病機と治法のヒント

 中医学における肺系統は、肺葉(肺臓)・肺系・肺経およびこれらに合する皮毛・大腸などの五つの部分から構成される。

 (一)肺は気を主り、宣発と粛降の働きがあり、呼吸を司り、水道を通調するので、肺に病変が生じると、気液の宣降失調が基本病理となり、呼吸障害・咳嗽・喀痰などが主症状である。

 (二)肺は嬌臓(デリケートな臓器)であり、呼吸を司り、皮毛に合しているので、外邪の侵襲を最も受けやすく、寒熱燥湿いずれの刺激に対しても容易に影響を受けやすい。感冒や鼻炎など、肺系統の疾患が日常的によくみられるのはこのためである。

 (三)肺の宣降機能は、他の臓腑の気機と協調したり制約を加えたりする作用を持ち、心を補佐して営血の運行を推動するなど、肺臓特有の他臓との有機的な関連性の特長を把握した上で、それぞれの病機と治法を修得し、実際の臨床に応用しなければならない。

posted by ヒゲジジイ at 20:52| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

温病学の名著《温熱経緯》について

 いつも馬鹿の一つ覚えのように書いてきた呉鞠通著『温病条弁』ばかりでなく、他にも重要な温病関連の書籍は多いのであった。

 《温熱経緯》は、一八〇八年に生まれ一八六七年に没した王士雄(字は孟英)が、一八五二年に編集・著述したもので、内経や傷寒論中の温病に関連した条文を経とし、葉天士(外感温熱篇)・陳平伯(外感温病篇)・薛生白(湿熱病篇)など諸家の説を緯とし、歴代の医家の見解を引用して、温病の病因病機・症候・診断・治療原則などを解明したばかりでなく、王孟英自身の臨床経験に基づき、温病を新感と伏気の二つの分類を前提とした弁証論治を提唱した。
 また、用薬上の原理や原則も検討しており、温病学説における系統的な総括を行ったものとしては歴史的に最初の著作であり、後学にとって大変重宝なものである。
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2006年05月31日

一昨日届いた某氏からのメールの一部

 昨年来の新しい常連さんの某氏からのうれしいメール
 
家内が昨日,悪寒と喉の痛みを訴えて(首の裏のコリはなし)葛根湯を飲もうとしたので,すかさず取り上げて天津感冒片と板藍根,参蘇飲を飲ませたら,今朝はよくなっていました。

 折々に当方のブログ類に目を通して下さっておられるらしく、すかさず応用されたようです。

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2006年05月26日

傷寒論と温病学の呼称について

 傷寒と温病、というように両者を二項対立的に述べる習慣から、(傷寒論および温病学というべきところを)、傷寒論と温病論、というように「論」の字で統一してしまいがちだが、正しくは「温病学」である。

 しかしながら、傷寒論のほうは、書籍の題名がそのまま使用されて、あまり「傷寒学」という習慣はないようだ。

 ところで温病系の重要書籍には、呉鞠通著『温病条弁』(1798年)をはじめ呉又可著『温疫論』、葉天士著『温熱論』など類似した書名のものが多い。
 
 また紛らわしいのは我が日本国において蝦惟義(えびこれよし)著『温病論』(1800年)という書籍があるので、このこともあって、正確には「温病学」と呼ぶべきところを、うっかり「温病論」と言っても間違いではないだろうが、蝦惟義著の『温病論』のことですか?と揚げ足を取られても困るので、正しく中国明代〜清代にかけて急速に発達した「温病学」という表記にすべきである。

 と、こんなことを言うのも、これまで小生自身が本ブログなどで折々に「温病学」と記載すべきところを「温病論」と記載してしまっているからである。

 現代にはそれほどの臨床的価値が高いとは思われない蝦惟義著『温病論』と誤解する古方派の先生がおられても困るので、敢えてここで記した次第。

 蛇足ながら、蝦惟義著『温病論』の本物の原書は所持していないが、さいわい昭和54年に出版科学総合研究所から復刻された書籍を当時1,800円で入手している。
 比較的薄い書籍なので読み直そうとしたが、しばらく読み進むと急に眠気がさして中断してしまった。(歳は取りたくないもんですね。)
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2006年05月21日

匿名の日本古方派を名乗る揚げ足取りの先生はようやくおとなしくなったが・・・

 本ブログで日本古方派の問題点を指摘しているからといって、中医学や温病学に何の基礎知識もない日本古方派を名乗る匿名氏によて、感情的でピンとはずれの慇懃無礼な攻撃を受けていた。

 ヘッド部分に設置しているお問合せフォームを通じてである。

 専門誌に連載をしていた当時も、匿名氏によってピンとはずれの激しい攻撃を受けたことがあったが、そのときはその全文をコピーして身近な専門家の人々に配布して回ったものである。

 というのも、その匿名氏がどなたか、各地からの情報からほぼ推測が立っていたからである。

 論争を挑むつもりなら、内々でも本名と所属や資格(医師あるいは薬剤師など)を名乗って、正々堂々とやるべきだが、最後まで匿名を通しつつ、こちらが礼節を守って譲歩しているのを良いことに、次第にエスカレートして意味不明な感情論に走るのであった。

 最初から小生の古方派時代の経験を疑う無礼さには当初は我慢していたが、揶揄するのと同時に本ブログには決して掲載できない他国の非難まで出てくる始末で、あまりの理不尽さに瞬間湯沸しの湯が煮えたぎってしまったのであった。

 当方とて真面目な論争なら、真正面から受けて立つつもりであるが、今回のことを教訓に、必ず内々で本名と所属、および職業等の自己紹介をされた場合に限る。

 学問というものは「批判的に継承」すべきだと考えるので、本当に真面目な論争なら、いくらでも受けてたつということである。
posted by ヒゲジジイ at 02:19| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月30日

下関ではフグのことをフクと呼ぶというのは、真っ赤なウソ!?:葛根湯が風邪によく効くというのと同類?

 ちょうどね、さっき覗いて見た某ブログに、

下関ではフグのことをフクと呼ぶというのは真っ赤なウソ!?

とあるように、葛根湯の風邪薬神話も、ややこれに近い。

 但し、真っ赤なウソとまでは言えないだけ。


 でもね〜〜、フグの呼び方の問題にしても、そうそう目くじら立てるほどのものではありませんからね。

 フグを「フク」と呼ぶのが下関のブランドだ、というだけのことですからね。
 こう考えれば何の不自然でもありませんからね。
posted by ヒゲジジイ at 01:39| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月20日

寄せては返す波の音

今回は、
日本の伝統医学と言われる「漢方医学」に欠落するものの全文引用であるが、内容的には故山本夏彦氏の「寄せては返す波の音」と同属である。
 つまり、同工異曲に拙論の引用ということですね。でも、とても重要なことだけに、こういうことは手を変え品を変えて述べるべきだと思いますよ!
 
「漢方とは中国から伝来した医術であり、漢方薬は漢方で用いる草根木皮や動物類を原料とした医薬」であるから、漢方医学を「日本の伝統医学」と言うには些か疑問がある。

 漢方医学は中国の伝統医学の亜流に過ぎないのだから、日本の伝統医学という言い方は僭越に過ぎるように思えてならないからだ。

 しかしながら、百歩譲って漢方医学は日本の伝統医学であるとしても、ここには大きな欠落が見られることを十分認識しておかなければならない。

 つまり、漢方医学の重要な原典として、傷寒論や金匱要略は過剰なほどにバイブル扱いにするのはよいとしても、明〜清代(みんからしんだい)に発達した温病学の重要な典籍『温病条弁』を無視し続けていることだ。

 だから、風邪やインフルエンザのようなありふれた急性疾患にも、傷寒論ばかりに拘って、葛根湯や麻黄湯類ばかりで対処するから、ほとんど有効性に乏しい。

 現実的な多くの急性疾患に漢方薬類で対処可能になったのは明〜清代にかけて急速に進歩・発達した温病学のお陰なのであるが、古代中国医学の原典である傷寒論・金匱要略にばかり沈潜して、負けず劣らずに重要な『温病条弁』を研究しようとはされないのである。

 漢方医学に西洋医学流のエビデンス概念を取り込むのには熱心なこととは裏腹に、中国古代医学の原典は重要視しても、その後に急速に発達した温病学理論をまったくといってよいほど無視し続ける感性の矛盾の支離滅裂さを自覚出来ないのかどうか?

 我が愛するこの日本国の漢方医学の実態は、些か信じられないほどの現況なのである。

 もちろん一部の識者、つまり本場の中医学理論の優越性を認識する医師・薬剤師は「わが国の伝統医学」に大きく落胆して完全に方向転換を済ませている。

 つまり、日本の漢方医学理論を完全に切り捨て、温病学を含めた中医学理論を身につけ実践しているのであるが、巷にあふれる情報の多くは「日本の伝統医学」である漢方医学レベルの葛根湯や小青竜湯、あるいは八味丸レベルのものばかり、ということなんですよ。
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2006年04月16日

銀翹散製剤の主成分:連翹(れんぎょう)

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黄色い花をつける連翹(レンギョウ)は、金銀花(キンギンガ)とともに銀翹散製剤の主成分である。

この薬草畑には金銀花も塀沿いに植えているが、今は花はつけず忍冬(ニンドウ)ばかりが目立つ。
金銀花はスイカズラの花のことで、スイカズラの茎や葉を忍冬藤(ニンドウトウ)と呼ぶ。
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2006年03月03日

常備薬を持っている常連さんは予防がバッチリ!

常備薬を所持されている常連さんは、年々風邪・インフルエンザ予防のコツを習得されて、今冬はいまのところ高熱を発した方はほとんどいなかった。exclamation

風邪を引いた時だけに銀翹散製剤を使って居られた方で、血液関係の疾患をお持ちの遠方の方が、38度を越えて地元の病院でタミフル等を使用して治療された。
8年ぶりの発熱であった。

常連さんのやっていることは、その多くの方が合成医薬品に滅法弱い人達であるから、風邪やインフルエンザの予防に余念がないから、虚弱体質を持ちながらも、かえって一般の人達よりも風邪をひきにくくなっている。

日本漢方に言わせれば皆さんの多くが「虚証」と判断されるような方達である。

かといって中医学では風邪を引きやすい人の体質改善薬としてよく用いられる玉屏風散(ぎょくへいふうさん)に六味丸を併用している方は誰もいない。

もともとの持病に対する漢方薬をそれぞれ服用されておられるので、かなり抵抗力も付いているのかも知れない。

常備薬を所持される常連さんにほぼ共通することは、微量の銀翹散製剤、たとえば天津感冒片の一錠や板藍根エキスを日々常用されている方達である。

これが最も優れた予防方法なのかもしれない。
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2006年02月18日

中国古代の傷寒論ばかりに沈潜して、清代の中国医学の成果『温病条弁』や現代中医学に目を閉ざす精神構造分析

いつも引用させてもらっている『現代思想を読む辞典』(講談社現代新書)巻頭の今村仁司氏の次の文。

 「特権的な思想の『語部(かたりべ)たち』は、一方ではいやがうえにも古典的文献を崇め奉り、他方では現代・同時代の諸思想を上から見下したり、軽侮の念をもって無視したりしてきた。

例えば、学者の卵たちが現代的諸思想の研究に志す場合、彼らは先生たちから叱られたものである。

教育上、古典の研究から始める方が精神の発展のためにはきわめて生産的であるという理由から教師たちが現代ものに魅かれる弟子たちをいさめるのはまことに正当ではあるが、その限度を越えて現代的な思想はいっさいまかりならぬというに到っては病的というほかはない。

この種の病的反応は現在でもいたるところにみられる。現代思想へのアレルギーは、古典崇拝の看板に隠れて自分で思索することを放棄した精神の怠慢を押し隠すことにほかならない。

こうした思想状況はそろそろ終りにしなくてはならない。」(段落改行と赤色部分は引用者)

上記の赤字部分をすべて温病条弁現代中医学に置き換えれば、現代日本漢方にそのまま言えることだ。

だから、日本漢方ではインフルエンザすら治せないことになるのである
exclamation×2
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2006年02月17日

傷寒論医学ではインフルエンザは治せない。どうして中国清代に発達した温病論を学ぼうとしないのだろうか?

日本国内においては、中医学派でもない限りは、中国清代に発達した温病論、温病学といったものを学ぼうとされない。

だから日本古方派というのかもしれないが、日本国内では中国古代の傷寒論・金匱要略という古典崇拝が極まって、後世に飛躍的に発達した漢方医学理論、中医学理論を学ぼうともしない風潮が蔓延している。

この中国清代に発達した温病学を学ぼうとしないのは傷寒・金匱という古典を隠れ蓑にして、深遠な中医学の学習を放棄した精神の怠慢にほかならない。

インフルエンザひとつも治せない傷寒論にばかり沈潜して、学者になりたい先生ばかりが見受けられる。

傷寒論を何百回、何千回繰り返し読もうとも、そうして完全に暗記したところでインフルエンザは治せやしない。

六経弁証だけでは、あらゆる疾患に対応できるわけが無い。

そもそも傷寒論というものは、異病同治の模範を示したところに価値があるのであって、いつまでも傷寒論医学に沈潜していても、インフルエンザひとつすら治せないのである。

これほどインターネットが発達した時代に、まだ傷寒論かよ〜〜〜っとまでは言わないが、中国清代に発達した中医学理論をいつまでも無視し続ける「日本古方派」のありかたがどうしても納得できない!

引いてはこれが、日本国における伝統医学として、各医学部でも学習されようとしていることに、ひどい驚きと、悲しさをおぼえるばかりである。

中国清代の医学・薬学をどうして学ぼうとしないのだろうか?

参考文献:「中国には漢方薬はない、漢方薬は日本独自の医学だ」と詭弁を弄する某企業サイトを見てビックリ!

     詭弁「中国には漢方薬は無い。漢方薬は日本独自の医学」
posted by ヒゲジジイ at 19:19| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

体温計もオブラート類も置かない純粋?な漢方専門薬局

体温計やオブラートなども置いてないから、オブラートも下さいと言われても、薬局で買って下さいと言いつつ、当方も薬局だったと気がついて苦笑することもしばしばだった。

ところが、ここ十年くらいはオブラートを要求するかたも皆無となった。

もう雰囲気で分かるらしい。

また、もともと急性疾患、といっても風邪や腹痛といった程度の話だが、急な病気で駆け込んで来られた方にも、「ウチは漢方薬専門だから普通の薬局へ行って下さい」とお断りすることが常だったから、ここ十年くらいは最早、急性疾患で新人さんが駆け込んで来ることはなくなた。

それなのに、どうして風邪やインフルエンザに対する漢方経験がほどほどあるかと言えば、すでに述べたことがあるように、病院や一般薬局で出される合成医薬品が服用出来ない、かなりひどい副作用のために、漢方薬以外に頼るものがない、という方が、意外に多いのである。

相当な人数にのぼると思われる。

また、西洋医学治療で治らない各種疾患のために漢方薬を用い始めて、結果の良さから漢方の大ファンになって、どんな病気も漢方薬で解決しようとされるようになった常連さんも多い。

しかしながら、最も多いのがやはり、かなりご本人らに言わせれば、絶望的な虚弱性から来る病気の問屋さんみたいで、しかも病院の合成医薬品が無効であるのみならず、さまざまな副作用のために漢方薬に頼る以外になくなって、それがきっかけで体質改善の漢方薬の常用とともに、急性疾患もすべて漢方薬で行うことになった常連さんが最も多いかもしれない。

その中には、薬の名がつくのを嫌って、「いわゆる健康食品」を求めて来られたのに、結局は医薬品である漢方薬の大ファンになった人も多い。

一家で漢方ファンになられたご家族も多いので、もともと難病・慢性病の御相談を専門にしている筈の漢方薬局でも、急性疾患をしばしば扱うことになっているのであった。
posted by ヒゲジジイ at 23:56| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする