インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年11月21日

自分が風邪を引いてしまった!

風邪に葛根湯というのは神話に近い、つまり過度な期待を寄せないほうが良い、それほどの威力はないのだから、ということを言い続けているわけだが、バチが当たったのか、自分が風邪を引いてしまった。
自分のことになると、かなりいい加減なところがあるが、自分の身体だから風邪くらいは自分で何とかなる。
夜間に冷え込んだからエアコンの暖房を入れても、本が傷むのが嫌で加湿器など湿気を保とうとはしない。身体よりも本が大切である。
だから、暖房と乾燥が効きすぎたのか、朝起きると軽度の頭痛・咽喉がコソバユイ・寒気・透明な鼻水で、項背部がややこっている。
ごく軽症の風邪だから葛根湯だけで十分だろうが、敢えて銀翹散製剤と板●根エキス製品を併用。
効いたかどうか分からない。
午後、仕事上、ワープロ(パソコンではない!)をいじくり過ぎて気分悪く、項背部の凝りは消えていたが、葛根湯を服用。
その後もワープロで目を酷使したために、軽度のむかつきを感じたので、葛根湯が効いたかどうか分からず、風邪も大したことがなく、鼻水が少しでてくしゃみが時折出る程度だから、その後は、どの漢方薬も服用するのが嫌になって放置。
今、夜8時半だが、気がついたら殆ど治っているみたいだが、多少の寒さを感じるので、暖房をしっかり入れている。
食欲が落ちているので、ハタと思い出した。このような軽症の風邪で食欲が落ちている時は、数年前までは参蘇飲と板●根エキスだけで簡単に治っていたことを。
これが自分の身体だからいい加減にしているが、仕事上だったら正確な判断をしていたことだろう。
参蘇飲を服用すれば残りの風邪もスッキリするだろうが、まだ服用せずにいる。

漢方の専門家らしくもないこんな杜撰な風邪治療の話をどうして持ち出したかというと、軽症の風邪は暖かくしていれば薬を服用せずとも、短期間で自然に治ることが多いことを言いたかった。
このように食欲不振で、一般的な風邪治療の漢方薬が胃に少し触りそうなときは、参蘇飲を主体に使用するのが無難なのである。
だから、インフルエンザが流行る時は、銀翹散製剤に参蘇飲を加えるケースが多くなる。吐き下しをすれば、参蘇飲のかわりに藿藿●香正気散(カッコウショウキサン)の出番となるなど、色々なバリエーションがあるので、いずれしっかりと書いておきたい。

(この間、中断して参蘇飲エキスを煎じ薬濃度で服用。胃もスッキリして風邪引き感覚がほぼ消退したのを確認して、再び追加記事を投入する!)

ちょっと参蘇飲を服用して効き目が出る間を待ってこの記事を再開している。
これが仕事上の患者さんだったらどうしていたかを考えた。
自分のことには大変杜撰で常連さんに
「何か良い漢方薬を処方してくれよ」
と逆に懇願してみたり、ふざけた野郎であるが、実際には本日のような症状の人には、間違いなく次の配合をアドバイスしている。

参蘇飲を土台として銀翹散製剤の天津感冒片を一回に1錠だけをトローチのようにして飲むこと。必ず1〜2錠以内でよい。これに板●茶の粉を一袋併用。
この組み合わせを1日3回。


そうです。この配合が大正解だったのです。
自分のことだから薬を取りにいくのが面倒で、前述のような杜撰なやり方をしていたが、それでも夕方にはかなり治っていた。
食欲が少し落ちてもう少しすっきりしないことには、これを書いている手前もある。
正しい方剤を服用して見本を見せなければと参蘇飲をしっかり服用して来たわけである。
もちろんこれにまずい天津感冒片を1錠と板●茶を1袋分追加すべきなんだけど、もう治り際だから面倒だ。
自分は面倒でも、常連さんたちは小生の指示通りをしっかり守ってくれるから、多くの場合もっとスムーズに治る。
人にアドバイスするのと、自分の場合では、わかっちゃいるけど面倒なのよ、とふざけたことを書いている間に、本当にスッキリと治ってきましたよ。
あ〜〜急にお腹がすいてきたグッド(上向き矢印)


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posted by ヒゲジジイ at 20:26| 山口 ☀| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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