インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年11月03日

風邪をこじらせて気管支炎にまで進展したら

先日、ある70歳前の常連さんで、風邪を引いたのでいつもの常備薬「銀翹散製剤と参蘇飲」の2方剤を併用していたが、仕事をしては発汗と鼻水の繰り返しから気管支炎を併発し、そのまま病院に行ったところ抗生物質を出され、半分は収まったが、相変わらず軽度の胸痛と咳嗽、咽喉の軽度の痛みが継続しているとのご相談。

明らかな黄膩苔がかかっている。

発熱は最初からないが、胸の炎症部分にCT検査などで影があり、昔の結核の痕跡かもしれないが組織検査の必要もあると言われている。

一応、病院での治療薬はすべて終わり、残存している症状を何とかして欲しいとのことで、銀翹散製剤・辛夷清肺湯・小陥胸湯系の方剤・板×根エキスの併用一週間で、咳嗽および胸部の特定の痛みは消失し、咽喉腫痛も痕跡を残す程度。
まだ、継続中だが、最終的な病院検査も必ず受ける必要がある。

このように少し高齢の方が気管支炎にまでこじらせると、治るまでに期間がかかる。

日頃から、板×根が健康食品扱いであることを嫌っておられたので、今回途中から初めて使用した訳だが、初期症状の時に使っておれば、と複雑な思いである。
また、本来、抗生物質を必要としたくらいだから、白花×舌×エキスも併用して欲しかったが、これも日本では健康食品扱いだから、ここまでは説得出来なかった。

日本において医薬品扱いの漢方薬でなければ、いわゆる健康食品扱いされるものには、過度に抵抗感を持たれる方もおられるのである。


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