インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年11月01日

昨日夕方みえた某漢方メーカーさんの社員2名の風邪治療経験談(麻黄湯)

お一人は特殊で、悪寒の強い風邪に、咽喉腫痛は全く伴わないのがいつものパターンで、麻黄湯を服用して悪寒が消えた後、真武湯に補中益気湯を併用するが、治るまでに長くかかるとのこと。

もともと寒がりで、扁桃腺摘出手術を小さい頃にしているとのこと。

もう一人の方は、節々の痛みをともなう悪寒が激しい風邪で、麻黄湯を使用して、明らかに悪寒と節々の疼痛は消失するが、その後の治りがもう一つよくなかったとのこと。
咽喉腫痛をともなっていたらしいが、最後まで麻黄湯で押し通したとのこと。

ヒゲ薬剤師、愚考するに、悪寒が飛んだ時点で、早めに天津感冒片を併用し、悪寒がほぼ飛んだ時点で、麻黄湯を中止すべきだっただろうとの感想である。

ともあれ、そういえば、ヒゲ薬剤師の薬局では、悪寒とともに節々が強烈に痛む麻黄湯証を10年以上は遭遇したことが無い。

下関という温暖な地方ゆえか?
とは言え、冬は雪が降るほど寒い日が何日も続く、寒さの厳しい1月2月というものが、れっきとして存在している地方なのであるが・・・・・

ともあれ、麻黄湯は強い発汗剤でもあるから、少し寒気がしながら顔などがほてり、僅かに汗をかいているような風邪には、絶対に禁忌(使ってはいけない)の漢方処方である。
間違って服用すると、人によっては、発汗過多によって、ぐったり疲労が生じることが多い。
また、心臓疾患や高血圧症のある人は、使用すべきでない。

麻黄湯こそ、素人療法は禁物である


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posted by ヒゲジジイ at 01:27| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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