インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年10月29日

30代女性の高熱が一日で平熱に

常連さんの例で、やはり数年前の冬、咽喉腫痛と微熱がある時点で、銀翹散製剤と参蘇飲エキス散および板●根エキス製品の併用2回にして治ったつもりでいたところ、本格的な発熱が夕方から始まり、38度を超えて電話がかかる。

2回で中止せずに、そのまま治療を徹底すべく、継続しておけばよかったものを朝と昼の服用を怠っただけで、この通りである。

直ぐに同様な組み合わせに、地竜エキスも併用するように指示。

結果は、夕方の一回では、ほとんど不変で夜間服用しても39度近くなる。0時を過ぎてもう一度服用すると、朝には平熱に戻る。

まだ咽喉腫痛などが残っており、基本的に熱感も寒気も取れているので、参蘇飲だけを中止するように指示。

ところが、この方は胃弱で、参蘇飲を取り去ると途端に食欲が落ちた。

そこで参蘇飲も再開して、治療を徹底すべく、途中、地竜を外したのみで、1週間近くを服用して治癒。

いずれにせよ、高熱が深夜だけで終わり、1日というよりも半日近くで平熱に戻った珍しい例である。


ともあれ、風邪や流感は、誰でも罹る疾患だけに、こうして匿名患者さんの実例を掲載するに憚るところがないが、これが他疾患の難病系や転移がんなど、特定の疾患を、匿名の掲載だからといっても、やはり憚るところがあるものである。

その点、ありきたりで誰もが絶対といっていいほど罹患する感冒系統というのは、徹底した報告もしやすく、また、参考価値が高いものと信じるものである。


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posted by ヒゲジジイ at 04:40| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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