天津感冒片は錠剤だから、分量を加減するにはとても便利であり、涼解楽はエキス顆粒で溶解速度が速いので、重症の時や、なるべく速効を得たい時には重宝である。
一昨日、小生自身が寒気と透明な鼻水が微量続くので、涼解楽と板藍茶・白花蛇舌草を同時に飲んで翌日には治っていた。
咽喉腫痛もなく、僅かな寒気と軽度の咳嗽を伴っていた。
一見、巷でささやかれる「青い風邪」のようであるか、実際には「赤い風邪」なのである。その見分けは強い悪寒はなく、僅かな寒気である。ゾクゾクする寒気ではなかったので、透明な鼻水が続いても温病系の風邪であることを類推することが出来るのである。
【関連する記事】
- 新型コロナウイルスや新型肺炎に対する漢方は
- 天津感冒片のトローチ的使用による節約方法
- 3月4月になって久しぶりに遭遇した麻黄湯証2例
- インフルエンザには麻黄湯と決め込む日本漢方の救いようがないレベルの低さ
- 既に黄色い鼻汁が出ているのに葛根湯を処方する医師たち
- 葛根湯証からはじまる常連さんやお馴染みさんの風邪や新型インフルエンザ
- 天津感冒片の上手な使い方のヒント:自験例
- 新型インフルエンザに対する漢方薬の可能性について
- 現在急速に拡がっている新型インフルエンザの予防策
- 葛根湯が適応するときの絶対的な条件
- 筆者13年ぶりの高熱体験記←もしかしてインフルエンザ?
- 強烈な悪寒(寒気)から始まる風邪でも温病のことが多い現実
- 東海地方のA型インフルエンザ流行地区からのおたより
- 風邪で発熱して最初から治るまで葛根湯証が継続するケースもある
- 新聞記事「インフルエンザに麻黄湯が副作用もなくタミフルなみにきく」というのは本当..
- 傷寒論医学の危うさについて
- 風邪や流感予防の漢方薬
- 風邪でも体質によっては葛根湯証が継続し続ける人もある
- 雨に打たれて風邪を引き桂枝麻黄各半湯証
- 葛根湯の評判