インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2014年04月20日

3月4月になって久しぶりに遭遇した麻黄湯証2例

2008年8月22日のボクチン4歳
2008年8月22日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 3月下旬だったか、北陸地方の常連さんが悪寒が強い明らかな麻黄湯証を呈し、これを服用後に高熱が直ぐに解熱できた。
 
 そうこうするうちに4月に入って愚妻が夕方から強い悪寒を訴え8度4分の発熱があった。
 連日多忙な毎日で週末に疲れが出て免疫を落としたのが原因だろうと、最初は参蘇飲プラス板藍茶を服用していたが、それにしても悪寒が強いので、久しぶりに麻黄湯プラス板藍茶に切り替えたところ、直ぐに悪寒が取れて7度前後に落ち着いた。

 あくる日にはやや熱化したので麻黄湯は中止して、症状に応じた天津感冒片(銀翹散製剤)に辛夷清肺湯に板藍茶などを服用して微熱もほとんど取れるに至ったが、その後は気管支炎が残ったので竹葉石膏湯プラス五行草茶や板藍茶プラス白花蛇舌草に切り替えた。

 それにしても麻黄湯証に遭遇したのは久しぶりだったが、服用後の翌日には直ぐに熱化したので半日だけ大いに役立った後は中止。
 その後は温病系の方剤に変更しているものの、個人個人で病状の推移は大きく異なるので、日毎に変化する証候に応じた適切な方剤を選択することが必要であり、このような綿密さを必要とするのが中医漢方薬学の特徴であり、実に面倒な部分でもある。

2008年8月23日のボクチン4歳
2008年8月23日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母


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