インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2006年06月14日

肺系統の病機と治法のヒント

 風邪やインフルエンザは上気道の炎症性疾患として肺系統とは密接な関係があるので、中医学における肺系統の病機と治法のヒントを少々記載しておこう。漢方薬は漢方医学に中医学理論を導入した中医漢方薬学より)
    
●肺系統の病機と治法のヒント

 中医学における肺系統は、肺葉(肺臓)・肺系・肺経およびこれらに合する皮毛・大腸などの五つの部分から構成される。

 (一)肺は気を主り、宣発と粛降の働きがあり、呼吸を司り、水道を通調するので、肺に病変が生じると、気液の宣降失調が基本病理となり、呼吸障害・咳嗽・喀痰などが主症状である。

 (二)肺は嬌臓(デリケートな臓器)であり、呼吸を司り、皮毛に合しているので、外邪の侵襲を最も受けやすく、寒熱燥湿いずれの刺激に対しても容易に影響を受けやすい。感冒や鼻炎など、肺系統の疾患が日常的によくみられるのはこのためである。

 (三)肺の宣降機能は、他の臓腑の気機と協調したり制約を加えたりする作用を持ち、心を補佐して営血の運行を推動するなど、肺臓特有の他臓との有機的な関連性の特長を把握した上で、それぞれの病機と治法を修得し、実際の臨床に応用しなければならない。

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posted by ヒゲジジイ at 20:52| 山口 ☁| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする