インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2006年03月30日

手術を拒否した蓄膿症でも辛夷清肺湯で緩解できることが多い

シバシバ遭遇する例だが、先日も出入りの二十代の兄ちゃんが、蓄膿のために前頭部が痛くて仕事にならないとやって来た。

身体は丈夫なほうだったが、風邪を引いて蓄膿症が暴れまくり発熱し、頭痛・黄色粘稠な膿汁・鼻詰まりなどが激しく、3日間安静を命じられた。

鼻の洗浄でホンの一時は楽になるが、仕事が始まると常時、前頭部の頭重が鬱陶しくてしようがない。

辛夷清肺湯製剤の単方のみで、2〜3日で一気に軽快している。

頭痛が取れ、濃い膿汁が大量に排出されて鼻閉が開通(笑)して喜んでいる。

このような例が、近年、爆発的に(というのはオーバーかもしれないが)、しばしば遭遇して多くは辛夷清肺湯が主方剤となるが、近年、葛根湯加辛夷川芎タイプの蓄膿症にお目にかかったことがない。

蓄膿症の性質から考えても、温性で発表作用の強い葛根湯加川芎辛夷が有効であることはほとんどあり得ないのではないかと、やや極端な感想をいだいてしまうほどである。
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posted by ヒゲジジイ at 02:32| 山口 ☀| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする