銀翹散製剤(天津感冒片)の1錠をトローチがわりに使用する方法は、魔法のようによく効くということで、内服の銀翹散製剤の散剤(涼解楽)の服用と相俟って既に5割以上の効能を発揮しているので、このままで続けたいということだった。
たとえば会話の途中で咳き込みそうになったら即1錠をトローチのように口に含んで噛み締めると、即座に咳嗽は治まるので、まるで魔法のようだということであった。
時々混じっていった黄色味を帯びた喀痰も減少しているので、辛夷清肺湯の併用の必要はなさそうであった。
まだ咽喉部の乾燥感は明らかに残っているので、西洋人参程度の潤いを与える食品レベルでも併用してほしいところだが、ご本人はまずまず良しとされているので、上記をそのまま継続ということになった。
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