インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2006年03月13日

3月8日:一ヵ月半続く咳嗽の続報

抗癌剤の点滴治療入院中からはじまった激しい咳嗽に銀翹散製剤で著効?

の続報であるが、タイトルほどの著効とは言えなかった。タイトルに「?」をつけていて正解だった(笑)

銀翹散製剤(涼解楽)は、そのときお渡ししたのは4日分だったそうだ。

製品の取り出しに行ったり、あるいはレジを打ったりということが稀であり、相談業務をもっぱらとしているので、販売したのは一週間分とばかり思っていたが、12包入りで4日分の製品だそうだ。

本日再来されて、2日近く薬がきれていたが、また咳き込みがひどくなりつつあると言われる。

服用2日目でかなり効いてるなと思ったが、その後は平行線。

ただ最も悩ましかった咳嗽による頭痛は消失し、咳嗽の頻度も減ったものの、薬が切れた状態となって漢方薬服用前に比較して3〜4割り効いた程度の現状であるといわれる。

一ヵ月半以上も続いて、途中から悪化の一途を辿っていたので、やや高齢であることとサービス精神旺盛な方で、会話を楽しまれる毎日だから、奥様も話すから治らないのよ、とおっしゃるくらいである。

ご本人の感想では、「風邪を引いているなっと感じていた部分」はよく効いて消滅しているといわれる。

そこで、再び4日分の銀翹散製剤をお渡しし、同時に錠剤の銀翹散製剤(天津感冒片)をトローチ替わりに1回に1錠を1日3回併用することにした。

今回も薬局に入られる早々から咳き込み出していたので、すぐに錠剤をトローチ替わりに使用してもらったら即座に咳嗽は止まっていた。

4日間で5割は効いて欲しかったが、一日中発声しておられる方だから止むを得ないかもしれない。

本日も咽喉の乾燥刺激感を訴え、軽度の鼻づまりと昼間だけ黄痰が混じることきがあるので、軽度の肺熱を伴っていることは明らか。

それゆえ、麦門冬湯など人参含有の滋潤剤を投与するのは錯誤である。

いずれにせよ、軽度の肺熱と肺陰虚もみられるので、辛夷清肺湯の併用も考えたが、4日後の様子次第にすることにした。
【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 21:43| 山口 ☁| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする