インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2006年02月18日

中国古代の傷寒論ばかりに沈潜して、清代の中国医学の成果『温病条弁』や現代中医学に目を閉ざす精神構造分析

いつも引用させてもらっている『現代思想を読む辞典』(講談社現代新書)巻頭の今村仁司氏の次の文。

 「特権的な思想の『語部(かたりべ)たち』は、一方ではいやがうえにも古典的文献を崇め奉り、他方では現代・同時代の諸思想を上から見下したり、軽侮の念をもって無視したりしてきた。

例えば、学者の卵たちが現代的諸思想の研究に志す場合、彼らは先生たちから叱られたものである。

教育上、古典の研究から始める方が精神の発展のためにはきわめて生産的であるという理由から教師たちが現代ものに魅かれる弟子たちをいさめるのはまことに正当ではあるが、その限度を越えて現代的な思想はいっさいまかりならぬというに到っては病的というほかはない。

この種の病的反応は現在でもいたるところにみられる。現代思想へのアレルギーは、古典崇拝の看板に隠れて自分で思索することを放棄した精神の怠慢を押し隠すことにほかならない。

こうした思想状況はそろそろ終りにしなくてはならない。」(段落改行と赤色部分は引用者)

上記の赤字部分をすべて温病条弁現代中医学に置き換えれば、現代日本漢方にそのまま言えることだ。

だから、日本漢方ではインフルエンザすら治せないことになるのである
exclamation×2
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posted by ヒゲジジイ at 01:35| 山口 ☀| お茶でもどうぞ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする