インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2006年02月08日

1月21日の「咽喉に違和感を感じ水瀉性の下痢の60代の女性の漢方薬」の続報⇒また風邪気味となり銀翹散製剤を連用していたら胃痛が発生!

1月21日に報告した

咽喉に違和感を感じ水瀉性の下痢の60代の女性の漢方薬

前回の水様性下痢の方のご報告、および一家3名のインフルエンザ感染の治療報告

この方の続報である。

昨日7日の夕方のお電話で、

あの時は明くる日に下痢も風邪も一旦治まっていたが、今月になって今度は咽喉の違和感と寒気が続くので、銀翹散製剤を加減しながら柴胡桂枝湯に板藍根エキス・白花蛇舌草エキスなどを連用していたところ、風邪気味はようやく抜けたが胃が痛くなってしまったというお電話である。

かなりな漢方薬の使い手さんであるから、柴胡桂枝湯をしっかり服用してみたがどうも効かない。寒いから背中にカイロも当てていて、どうもそれを外すと、却って痛みが楽になるので、結胸散(小陥胸湯加味方)はどうだろうか?という質問である。

それで大正解でしょうというお電話で終わったが、もともと彼女は胃弱であり、年来の虚弱性ゆえか、風邪をよく引くので漢方薬の風邪薬が手放せない。

かといって西洋医学治療は、以前、風邪をこじらせて肺炎を起こして入院した時、合成医薬品類の副作用に難儀し、途中から当方の漢方薬を使用して肺炎の最後の仕上げを行ってからは、もっぱら漢方薬に頼るようになった。

それ以後は10年以上、発熱をしたこともない。

けれども、しばしば咽喉をやられて体調を崩す。

非常に寒がりだが、咽喉をやられると銀翹散類が必要になる。

過去、葛根湯や麦門冬湯なども試したが、銀翹散製剤などの中医学系の方剤や薬味類とともに、柴胡桂枝湯や参蘇飲を併用するのが一番効果的であった。

但し、連用すると食欲が落ちたり、今回のように胃痛が生じる場合もある。

胃痛の場合、柴胡桂枝湯で簡単治まる時もあれば、小陥胸湯加味方でないととまらない時もある。

今回も咽喉をやられたが、発熱することなくほぼ治まっている。

前のように下痢にはならなかった。

虚弱な人は冬が要注意であるが、たまに銀翹散製剤を連用すると胃にこたえる方があるので、注意が必要だ。
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posted by ヒゲジジイ at 11:19| 山口 ☀| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする