インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年12月25日

慢性副鼻腔炎の根治が重要課題

前回の投稿の続きである。

さすがに朝ごはん抜きの空腹には耐えられなかったので、あのまま中断してそのまま夜になってしまった。

本州の西端では、風邪をよく引くタイプの典型が、慢性的に副鼻腔炎を持っている人が断然多いことを述べた。
しかも、彼や彼女たちは、日常ではそれほど蓄膿症状を感じないで過ごしている人もあり、風邪を引いた時のみ、俄然、急性副鼻腔炎の様相を呈するといった人も、比較的多い。

常日頃から、蓄膿症状を感じている人も、かなり多く、耳鼻咽喉科で手術を何度も繰り返した人も、これまで三十数年間には、多数の人に出会った。
最高7回の手術という人もあり、3回というのが最も多い。

しかしながら、手術歴もなく、いつも鼻炎症状を呈していて、風邪を引いた時には黄色い膿汁と咳嗽が合併する症状を呈する人も多数あり、それぞれに微妙な違いこそあれ、この方たちの、風邪引きやすさの根源は、結局は慢性副鼻腔炎なのではないか、と思われることが多いのである。

だから、これを根治させておけばよいのだろうが、上述のように、なかなか西洋医学治療、すなわち耳鼻咽喉科の長年の通院にもかかわらず、根治しないで持病となっている人がとても多いのが現実である。

それゆえ、漢方と漢方薬の出番だと言いたいのだが、やはり漢方薬といえども、短期間では根治させることは困難であり、服用によりかなり軽快しても、そうやすやすと根治できるものではないので、体質改善をかねて、比較的長期間の服用が必要となる場合が多い。

皆さんにその根気があるかどうかの問題で、もちろん根気よく何年がかりで連用された方たちは、根治に近い状態に持ち込めている。
が、どうしても命には直接的な影響が見えないせいか、多くは中途半端な服用に終わり、徹底的な継続が出来ないことが多いのも現実である。

まあ、8割治ったところで、サボりだすことが多いようだ。

だから、どうしても風邪を引いて病院治療でうまく行かなくなったかなりこじれた状態で、漢方薬を求めて来局することになるが、一週間くらいかかって軽快すると、それで安心して副鼻腔炎の根治療法を行おうとしない人が多いし、当方とて無理に続けよとは言う元気もない。

世の中にはもっともっと難病で本当に困って長期間あるいは一生、漢方薬を続けるつもりで来局されている人が多いのだから。

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posted by ヒゲジジイ at 20:20| 山口 ☀| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする