インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2005年12月11日

産経新聞12月7日の「潮流」欄に鳥インフルエンザ問題を要約した貴重な参考記事を発見!

産経新聞の12月7日の「潮流」という欄で、

タミフルの安全性は    「副作用」に惑わされずに

との見出しで貴重な記事を発見。
むしろ副作用問題よりも、新型ウイルス問題に関する記事が貴重であり、タミフルの効能などと絡めて、極めて参考価値が高い。
とくに参考価値が高いと思われる後半部分を次に引用したい。
引用部分は青色の活字で示す。
インフルエンザウイルスは、人の咽(のど)の細胞に付着し、その細胞内で増殖した後、細胞から外に出て周囲の細胞に感染していかないと死滅してしまう。細胞外に出るとき、ノイラミニダーゼ(NA)と呼ばれるウイルスの表面のとげ(タンパク質)が作用する。このノイラミニダーゼの作用を阻害する薬がタミフルだ。
 鳥インフルエンザウイルスが変異したり、既存の人インフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスがブタの細胞内で再集合を起こしたりして生まれる新型ウイルスも、同じメカニズムで増殖する。だから「タミフルは新型インフルエンザにも効く」(感染症の専門家)。
 だが、「効果が証明されているのは試験管内での実験だけ。新型が現れ、感染した人に投与してみないと、どこまで効くかは分からない。タミフルが効かなくなる耐性ウイルスの問題もある」と指摘する研究者もいる。実際、鳥インフルエンザH5N1が、人に感染し、死者まで出しているタイやベトナムでは「タミフルが効かなかった」との報告があり、ベトナムでは耐性ウイルスが現れている。
 タミフルはウイルスが増え過ぎると、その効果が薄れてしまう。このため、既存のインフルエンザでは発症後、四十八時間以内に服用しなければならない。
 感染症の専門家は「鳥インフルエンザという特異性を除けば、タイやベトナムではこうした服用方法が守られているか疑問だ」と語る。耐性ウイルスについては「タミフルと同じ効果があり、吸入器を使って服用するリレンザ(商品名)という薬もある」と話す。
 厚労省は二千五百万人分のタミフルの備蓄を決めた。ワクチンの量産までには新型ウイルスの出現から半年かかるため、どうしてもタミフルで時間を稼がないといけない。
 薬は必要悪だ。大なり、小なり、副作用がある。それに「新型には効かない」との説にやたら振り回されてもいけない。(編集委員 木村良一)

 以上が、記事の後半部分の全文である。
ただ、半年も製造にかかるワクチンの問題、このワクチンも、どの程度有効であるかは、やや疑問が残るところでもあるが(その間に表面分子がさらに変異するなど・・・)、その点の問題以外は、鳥インフルエンザ問題を多角的に捉えて的確に要約されていると思う。
posted by ヒゲジジイ at 15:17| 山口 ☁| 新型インフルエンザ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする