インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2009年05月28日

意外に弱毒性なら早めに感染していたほうが有利?!

天津感冒片や涼解楽にも配合される金銀花
天津感冒片や涼解楽にも配合される金銀花 posted by (C)ヒゲジジイ

 厚生労働省の官僚によって強行された科学的根拠なき検疫の強行は、憲法第13条に抵触する可能性が大であるというニュースがm3.comから配信されているが、さもありなん、厚生労働省の官僚たちは憲法違反は常習的である。

 判決が下った過去の事例では薬局の距離制限が有名であるが、昨今では上記の検疫の強行のみならず、2年後の経過措置の後に実行されることになった省令による「医薬品の販売規制」は、憲法第22条の「営業の自由」を侵害する悪法であるとされ、実際に提訴されているので一年以内に判決が下される可能性も高い。

 それはともかく本題に入ると、新型インフルエンザは弱毒性であって幸いだが、秋以降の再度の流行時には毒性が高まっている可能性は否定できない。

 それゆえ、現在の弱毒性の時期に感染しておくのも免疫形成のためにはとても有利なことであるが、弱毒性と判明したので、後知恵(アトジエ)として言えることだ。
 あと知恵だとしても、真実であることは確かで、もしも秋以降に強毒性に変異した時点で感染するよりもはるかに有利であることは間違いない。

 但し、強毒性に変異すると決まったものではなく、逆にますます弱体化して、いつの間にか消滅してしまう可能性もあるのだから、ウイルス変異の予測のつかない難しさがあるようだ。

 蛇足ながら、マスクを求めて奔走する日本社会は、世界の笑いもののように発言する識者もいることを承知しておいてもよいだろう。

金銀花の雌蕊と雄蕊(隣の写真の等倍トリミング)
金銀花の雌蕊と雄蕊(隣の写真の等倍トリミング) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:31| 山口 ☁| 新型インフルエンザ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

タミフルやリレンザ乱用の問題点

曇天のスズメ
曇天のスズメ posted by (C)ヒゲジジイ

 今回の新型インフルエンザ騒動では、結果的に弱毒性であり、高齢者の多くは免疫を保有しているタイプであるから、真の意味では新型とは言えないかもしれない新型である。

 弱毒性であり、なおかつタミフルやリレンザがよく奏功するからといって、日本のように予防的にまで使用されたりしていては、タミフル耐性を増産するばかりで、世界の顰蹙を買う事態になりかねない。

 愚策ばかり連発する厚生労働省の考えることだから危ういこと限りなし、である。
 マスクがさも予防に絶大なる効果があるがことく触れ回るレベルのお粗末な行政機関なのである。

 本当に必要とする強毒性のインフルエンザが流行したときにこそ備蓄しておいてほしいものである。

 今回は本音を書いた。
 地方の医療を崩壊させた確信犯的な厚生労働省は信用ならないからである。

 厚生労働省はある意味で反日組織であると考えれば、これまでの愚策の意味が納得できるかもしれない。

モンシロチョウが飛んでいましたっ
モンシロチョウが飛んでいましたっ posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 01:18| 山口 ☀| 新型インフルエンザ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

新型インフルエンザはむしろ秋以降に警戒が必要かもしれない

 今回の新型インフルエンザは、タミフルやリレンザがよく奏功するそうだから、昨今タミフル耐性が増えている季節性のインフルエンザよりもマシかもしれない。

 それほど毒性も強くなさそうだし、いまのところ日本国内には重篤な患者さんはいないといわれる。

 まだまだ患者さんは増え続けるだろうが、むしろ警戒すべきは、インフルエンザウイルスが活発化しやすい秋以降だろうと予測する専門家も多いらしい。

 その頃には変異して毒性や伝染性がより強まったり、タミフルやリレンザに耐性が出来ないとも限らない。

 そのような場合に、漢方薬の役割はあるのかどうかの問題だか、すでにこのブログでは再三再四書いてきたつもりだから、屋上に屋を重ねるつもりは無い。

 むしろ専門家に少しヒントにしてもらいたいのは、随分以前に書いたので改定・増補すべき部分もあるが・・・

漢方薬による風邪・流感(インフルエンザ)の治療法私案

 このような様々なバリエーションは一つのサンプルに過ぎず、固定的な一定不変のものではないので、素人さんが勝手に行うべきものではない。
 必ず専門家に相談する必要があることは言うまでもない。

スズメの親子
スズメの親子 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:53| 山口 | 新型インフルエンザ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

中国:新型インフル予防に漢方薬「板藍根」が人気という報道

中国:新型インフル予防に漢方薬「板藍根」が人気 という記事が5月16日に報道されているが、何もをいまさら、そんなの以前から現代中国では常識ではないか、と思う。

 日本人が驚いたように記事に書くほうが不思議でならない。

 漢方後進国の証拠で、いつまでも傷寒・金匱の時代から進歩が無い時代遅れの日本漢方のなれのはてで、昨今ではエビデンス漢方に邁進する幼稚な日本の漢方界なのである(苦笑。

夕刻曇天の雀
夕刻曇天の雀 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 08:03| 山口 ☁| 新型インフルエンザ問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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