インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2009年01月18日

葛根湯が適応するときの絶対的な条件

 風邪の初期に葛根湯証を呈する人もいるにはいるが、葛根湯が使える初期症状には絶対的な条件が二つある。

 首の真裏を自分で揉んでみて「気持ちがよい」ということと、その「首の真裏を温めると気持ちがよい」という二つが揃わない限りは使用しても無意味だから、使用すべきでない。

 人に揉んでもらうと気持ちがよい、というのはあてにならない。必ずみずから揉んでテストすることっ!

 どちらか一方だけしかないのに葛根湯を用いても効果がないどころか・・・

 たとえば、もしも首の真裏を揉んで気持ちがよくとも、そこを冷やしたほうが気持ちがよい場合に間違って葛根湯を服用しようものなら・・・

 合成医薬品ほどは怖くは無いとはいっても誤治であることに間違いない。
 軽度の副作用が出る可能性も大いにあり得る。

 また、咽喉腫痛を伴いながらも葛根湯証を呈する人も多いが、この場合に日本漢方でよく行われる葛根湯加桔梗石膏ではややピントがずれていることが多い。

 この場合は、葛根湯とともに適量の天津感冒片や涼解楽などの銀翹散製剤の適量(多過ぎてもまずい)を加えるのが順当であろう。板藍茶(板藍根エキスのお茶)で服用するのが、昨今では常識的になっているのではないだろうか。

 いずれにせよ、素人療法は禁物で、漢方薬に詳しい(といっても中医学や中草薬にも明るい)専門薬局などで相談して用いるべきである。
 素人療法は大怪我の元である。
posted by ヒゲジジイ at 20:26| 山口 ☔| 風邪・インフルエンザに対する漢方薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする