インフルエンザに麻黄湯と決め込む日本漢方の危うさについて


参考ブログ:風邪やインフルエンザの漢方薬:漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告

2020年03月14日

新型コロナウイルスや新型肺炎に対する漢方は

 新型コロナウイルスや新型肺炎に対する漢方の考え方や、予防についてのブログは、

漢方薬局『村田漢方堂薬局』(山口県下関市)のブログ

 ここで、かなりの数の記事を書いているので、参照されたし!

2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2016年12月18日

天津感冒片のトローチ的使用による節約方法

2010年12月18日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年12月18日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 常連さんやお馴染みさんたちだけに伝授している天津感冒片のトローチ的使用による節約方法、といっても条件が揃えば効果抜群。

 たとえば、今朝、寝ているときに布団を蹴っていて、少しだけ寒い感じを覚えていたが、悪寒や悪風というほどでもないので放置しておいたが、しばらくして咽喉がムズムズとこそばゆくなって軽い咳が出るようになった。

 そこで天津感冒片を1錠、トローチかわりに嘗め尽くしたら、5割程度は軽減したので、通常ならこのまま治りそうなものだが、インフルエンザが流行している模様なので、もう一錠追加してトローチがわりに嘗め尽くすと、これでほとんど咽喉のむず痒さは消滅して、朝食後は軽度の寒さも消滅した。

 本来なら、これに板藍茶(板藍根のエキス製品)も味わいながら咽喉に付着させるように飲用するのが常套手段だが、面倒なので省略しようかと思ったが、これを書きながら、杜撰なことをしてまたぶり返したらみっともないので、やはり板藍茶も追加した(苦笑。

2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:天津感冒片
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2014年04月20日

3月4月になって久しぶりに遭遇した麻黄湯証2例

2008年8月22日のボクチン4歳
2008年8月22日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母

 3月下旬だったか、北陸地方の常連さんが悪寒が強い明らかな麻黄湯証を呈し、これを服用後に高熱が直ぐに解熱できた。
 
 そうこうするうちに4月に入って愚妻が夕方から強い悪寒を訴え8度4分の発熱があった。
 連日多忙な毎日で週末に疲れが出て免疫を落としたのが原因だろうと、最初は参蘇飲プラス板藍茶を服用していたが、それにしても悪寒が強いので、久しぶりに麻黄湯プラス板藍茶に切り替えたところ、直ぐに悪寒が取れて7度前後に落ち着いた。

 あくる日にはやや熱化したので麻黄湯は中止して、症状に応じた天津感冒片(銀翹散製剤)に辛夷清肺湯に板藍茶などを服用して微熱もほとんど取れるに至ったが、その後は気管支炎が残ったので竹葉石膏湯プラス五行草茶や板藍茶プラス白花蛇舌草に切り替えた。

 それにしても麻黄湯証に遭遇したのは久しぶりだったが、服用後の翌日には直ぐに熱化したので半日だけ大いに役立った後は中止。
 その後は温病系の方剤に変更しているものの、個人個人で病状の推移は大きく異なるので、日毎に変化する証候に応じた適切な方剤を選択することが必要であり、このような綿密さを必要とするのが中医漢方薬学の特徴であり、実に面倒な部分でもある。

2008年8月23日のボクチン4歳
2008年8月23日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母


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2012年06月20日

インフルエンザには麻黄湯と決め込む日本漢方の救いようがないレベルの低さ

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IMG_3990 posted by (C)ヒゲジジイ

 日本漢方というか、病院の保険漢方が、というべきか?
 このレベルの低さはもはや如何ともしがたい。

 インフルエンザに麻黄湯と決め込んむこの幼稚さを如何にセム。

 「インフルエンザ 漢方」と打ち込んで検索すると、出るわ出るわ、麻黄湯のオンパレード!

 麻黄湯証と的確に診断できる医者がこの日本にどれだけいるのか知らないが、もしも診断を誤って温病に使うべき銀翹散証(天津感冒片や涼解楽)であるべきところに誤投与しようものなら、大発汗させてロクなことはない。

 それにしても、ネット上ではインフルエンザの漢方薬は麻黄湯というのが定説になっているようで・・・ああっ、クワバラくわばらっ。

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IMG_4024 posted by (C)ヒゲジジイ

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2012年05月15日

日本の医療界は中国で抗ウイルス作用があるといわれる板藍根の研究をしてもよいのではないかっ!?

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DSC_1503 posted by (C)ヒゲジジイ

 以前、2009年5月17日にも取り上げた中国:新型インフル予防に漢方薬「板藍根」が人気
という報道に、日本の医療界はもっと注目してもよいのではないか。

 日本の学者さんたちは、相変わらずあまりにも鈍感ではないだろうか。

 板藍根など中医学世界では常識でも、日本漢方の世界では非常識。

 日本漢方の常識は、中医学世界では往々にして非常識。

 永久に救われない日本漢方の情けない現状である。

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DSC_1504 posted by (C)ヒゲジジイ

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